カテゴリ:オペラなお仕事( 65 )

繰り返して自由になるオペラやります~(笑)

年明けから、有難いことにオペラの仕事が続いています。

どれも3月に幕を開けるのが問題と言えば、問題だけど…ま、引き受けたのは自分でありますから~(^^;)

そして、珍しく中国地方、北九州地方と、私の実家がある山口県を挟んでのお仕事。

なんと、北九州のホール打ち合わせにも、広島から下関を越えて行っちゃうぞ~って言う快挙!これ、初めての経験ですわ(笑)

当然、神様の備えがここにもあるわけで、広島の仕事を引き受けなければこんなこと起こらないわけで、なんでも、どこかに繋がっているのというのが、最近の私の認識。楽しいですね。

さて、北九州は戸畑でやるオペラは、ペルゴレージ(ペルゴレーシとも言うらしい)の「奥様女中」です。

有名なオペラですよね。

おそらく、自主公演でやられるオペラ作品としては、ダントツかも知れません。

何せ3人いればできる。登場人物がそれしかいない。

正しくは、歌い手はバスとソプラノがいればできます。一人は黙役。楽譜ではパントマイムなどとも書いてあります。

今回も古くからのお知り合いに依頼していただいて、ご夫婦での公演。黙役はご主人の友人の役者さんがやります。

歌い手としてのレベルはかなり高いお二人、加えて、数々舞台を踏んでいる役者さんのご友人。いやいや、揃うところには揃うもんです。

そして、この作品。

いわゆる古典もので、アリア、セッコを繰り返して物語を進めていきます。
その時代の特徴そのもの。

つまり「繰り返し」をすると言うこと。

デュエットも、アリアも、一曲歌います。そうすると、必ず頭に戻って、もう一回繰り返して終わる。そういう形式になっています。

リピート・オペラなんて言う人もいますが、私はこれが結構好き。

同じ形式を二度繰り返すということで、時間空間を戻したり、進めたりすることが案外自由に感じるからです。

で、それは、まったく同じである事が私的には必須。

例えば、有名なチマローザの「秘密の結婚」などもそうで、同じ曲をまったく同じように繰り返す。動きも歌唱もです。これがたまらなく面白いんですよね~。

ただ、観ている人を飽きさせない事が第一条件。当たり前ですが。

そのために、歌い手さんの力量が物を言いますね~。これも当たり前ですが。

今回は、それもかなり期待できるお二人。セッコのカット案も決まったし、楽しみです~。

さて、そうは言いながらも、今日は明日の打ち合わせのための準備をします。

仕事が重なると、その都度資料を開くという、付け焼刃な準備の仕方が…はははは......
(^^;)

アトピー犬うたこは広島でお会いするスタッフさんに、酵素が良いと教えていただき、3日前から酵素フードに変えてがんばってます!少しは良いと思うんだけどな~。

明日は何だか15度くらいになるそうですね。
季節が動き始めているんですかね~。寒暖さに体調が崩れませんように~!

なんだかんだ言っても、古典オペラは好きです~(><=)
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by kuniko_maekawa | 2014-01-23 11:21 | オペラなお仕事 | Comments(2)

広島に行ってきました!

お、珍しく更新!

最近、私のブログを読んでくださってFBの友達申請してくださったり、私という人物を知っていただいたりと、なんとなくブログがフューチャーされているので・・・。

それと、PC環境が快適になったということもありますが、時間があるってことかな~(^^)

さて、昨日広島に日帰り稽古に行ってきました。

3月に広島オペラシティという団体で、プッチーニの「バタフライ」を演出するので、そのためです。

いわゆる立ち初と言うやつで、合唱団の方のみお集まりいただいて、今回のコンセプトや、楽譜の情景等、私が演出をするために必要なことをお伝えしてきました。

次週からは実際に作品の内容を作っていきます。

私は山口出身で広島には親戚がふた家族ほどあり、学校の長期休みには必ず預けられて一月くらいすごした思い出があります。

空港を使うのは今回が初めてですが、やはり市内に行くと、なんだか空気が懐かしい(^^)

うまく言えないけど、中国地方独特のにおいがあるというか・・・・。身体に染み付いているものがあるというか・・・。

しかも、今回のお仕事では、20年前に東広島で「フィガロ」を一緒にやったピアニスト君が指揮者になっており、本当に久しぶりにご一緒しますし、おかげで、その時歌っていたお姉さんとも縁が復活!

稽古に行けば、「私育成部の○○期でした」という歌い手さんもおり・・・フィードバックしたり現実に戻ったりで大忙し(笑)。

実は「バタフライ」は、私が演出家デビューした年に、とある団体でのとある理由で、最初演出助手で入っていたにも関わらず、演出家としてイタリア人の指揮者と、今は重鎮の舞台美術か、照明家とご一緒することになった記念すべき演目でもあります。

その時のことはもちろん良く覚えていますが、若気の至りというか、知らないからやっちゃったというか・・・・。

今考えると赤面ものですわ~(^^;)

しかし、その私もスタッフ歴25年を超えてきました。

今は、どういう風にすれば、自分の望む舞台ができるか、そしてそのためにちゃんと方向を軌道修正することもできるテクにある程度は身につけて広島にいます。

色々起こってくる問題を対処しながら、「あ~、これするためにあれがあったか~」「あ~、これ前もやったよね~、ここに繋がったか~」と気づくことばかり。

「プロセス」という言葉の意味も良くわかるキャリアになってきましたね~。

今回も、自分の方針は変えません。

あくまで楽譜を立体化することに終始しますよ。

そのことを合唱団の方にも伝え、楽譜から読めることを台本読みのようにしながら、昨日の稽古は終了。

きっと来週はもっと楽しく音楽が身体から発信されるはず!

本番までの間、他にも二本ほど重ねながらの創作生活になりますが、楽しんで行こうと思います。

さて~、次に広島に行くのは日曜日。それまでは、もう一つのお仕事のカットや構成、舞台の打ち合わせ等、考えること満載~!やりますよ~!

今週末はなんだか暖かくなるようなこと言ってましたが、そうなると今度は寒暖さで身体もつらいですよね~。

皆さん、今週もお元気で!
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by kuniko_maekawa | 2014-01-20 13:55 | オペラなお仕事 | Comments(0)

楽しんで仕事すること

おおっと!またやっちゃってるぜ!

気が付いたら9月に入ってました(笑)。

いやはや、今年も後3カ月ですよ。
早いですね~(@@)

でも、先の目標がはっきりとしてきた私としては、さっさと年月が経ってくれるのはうれしい。

出来れば10年くらいひとっ飛びにいっておいて欲しいです。

そこで今持っているヴィジョンが叶うか叶わないかも早く知りたい。

とはいえ、そんなことは神様だってなさらないわけで、只今は久しぶりの演出助手のお仕事を楽しんでいます。

そう、「楽しんでる」んですよ~(笑)。

演目はチマローザの「秘密の結婚」。

大好きな演目で、心のオペラである「ドン・ジョヴァンニ」の次に好きな演目かも。
(叶うか叶わないかを別にすれば、本当は「ピーター・クライムズ」が今は心のオペラかも・・・)

自分でも演出したことがあり、その時はこのオペラの持つ魅力にどっぷりハマり、鬼と化した覚えがあるので思い出は心が痛いですが、出来れば、本当に感性相性の良い歌い手さんや演奏家ともう一度やりたい作品。

ソリスト6人、一杯飾りで出来るので、結構上演されています。

今回は演出助手のお仕事であることはもう書いてますが、これが結構楽しい。

なんで楽しいのかと言われれば、はっきりした理由はありません(笑)。

演出助手と言うのは、言わずと知れた演出家のアシスタントで、仕事の幅は結構広く、加えて公演の良し悪しは演助で決まると言っても過言では無いくらい、稽古場に関しては影響力があります。

やっている仕事はスケジュール管理や、他のスタッフとの共有部分を作ったりと、左脳で動いているようですが、演出家の代稽古や休んだ歌手の代役、時には振付、セリフの創作等々、あらゆる補助に首を突っ込みますから、結局は右脳も左脳も使って、感性をベースに仕事をします。

この加減は経験で培うしかなく、例えば、オペラの場合作品の長さは2時間~3時間くらいがオーソドックスですが、稽古内容や舞台稽古などを組む場合、通常の1時間と考えて作業を進めていくと、必ず支障が出てきます。

それは基本が作品の時間で進んでいくからです。

う~ん、わかりますかね?

例えば、日常5分って結構短いですよね?
TVなんか見ていたら、あっという間に過ぎてしまう。

でも、作品中の5分って結構長く感じます。

そこには人の息の長さがあるからなんですね。

5分潜水するって大変でしょう?(笑)

作品中、転換待ちとか時々ありますが、その時の時間は大抵30秒が目安です。

1分何もない舞台を見ながら待つのは本当に難しいです。
どうぞ、ご自宅でカーテンなんかをただ1分眺めて頂くと良く分かると思います。

1分、人間は息を止めているのがやっとなんですよね。

と、言うわけで、「舞台時間」と私は呼んでいますが、それは先品の長さイコール1日の長さと思っています。

その話はともかく、そう言うったことが身に付くまでには、やはり10年以上の歳月がかかります。

少なくとも私はかかった。

そこまでにどれだけの現場と人と作品に出合うかは、神のみぞ知る、です(^^)

またまた脱線しますが、これも面白くって、私は25年演助をやっていますが、紆余曲折あったことと、元々が演出家が誰でもOKと言う演助では無かったので、かかわった作品と演出家の数は片手で終わります。

でも、そのかかわった演出家がすごい。

ピエロ・ファッジョーニと言う鬼才、これまた鬼才の宮本亜門氏、師匠である松本重孝氏、黒テント等、芝居でもご活躍の加藤直氏や今回の演出家である恵川智美さん。

ね?人数としてはあんまりないけど、いやいや、ここまで濃い方にかかわれば、経験としては十分なんじゃない?(^^;)

しかも、ファッジョーニ氏と宮本氏はそれぞれ複数回関わったことも不思議。

恵川さんは一番多く使って頂き、今や姉のように可愛がっていただいております(^^)感謝!

何より大きな経験は、2006年から1年に一回ペースでやる制作補助のお仕事。

これは現場から引いて、全体を見ると言う経験を大きく広げて頂きました。

逆を言えば、知らない事だらけで最初はご迷惑ばっかりおかけしてましたが、これをやったから視点が変わって、演出家の時に大いに役だった。

現場での人との関わりを良く覚えました。

で、さっきの「楽しむ」ってやつですが・・・・・。

5年間の大学勤務を終え、一回のぷー太郎に戻った私ではありますが、その間は社長勤務だったわけです(笑)。

自主公演はやりましたが、これは自分でお金を出してホームグランドを作るので、雇われて現場にはいるのとは違う。

なので、基本自分が「1」だったわけです。

けれど、今回、久しぶりに雇われて演出助手に入った時に、あ~ら不思議!

これまでの25年の経験と言うものが、ちゃんと生きてるじゃないの~(^0^)

って言うか、なんだか余裕のある自分がいる。

加えて、演出助手と言う仕事を客観的にも観てきましたから、改めて現場に必要な居方がわかる。

何より、もうこの年齢やキャリアになると、私を知らない若い歌い手さんも居て、その人たちに対して、自分をアピールすると言うことが面倒になってきたと言う気軽さがある(笑)。

以前は、ほぼ同じ年齢か上の世代だったわけですから、負けないように自分に出来ることをめちゃくちゃアピールして、若い歌い手さんにはトレーナーのようなことも突っ込んでいたわけですが、今回は一切やっていません。

なんか、必要ない。

まったく一生懸命「演出助手」と言う仕事をやっています。

だから楽しい(^^)

「経験」と言うのはほんとにありがたいことですね。

その「経験」の前に自分を謙虚に置いて、新しく入ってくる風を楽しんでいます。

今回の出会いも一期一会。

ここから関わる方も居れば、一回きりで関りが終わる方も当然います。

そのことを大切にして、良い公演になるよう、楽しんで仕事をして行こうと思っています。

本番は10月5日~8日まで。

品川にある六行会館で。

お問い合わせはミラマーレ事務局

ご来場お待ちしております~!(^0^)
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by kuniko_maekawa | 2012-09-07 13:50 | オペラなお仕事 | Comments(2)

演出助手のお仕事

今朝は金環日食とやらで世の中は騒然としていましたね~(@@)

丁度タイムリーに起きてはいたのですが、元来面倒くさがりの私はグッズなど用意しているはずも無く、窓からキラキラしている太陽をちらとみて終わり。

後はツイッターやTVに上がってくる映像等を見て満足。
今世紀は色々と面白いですね(^^)

さて、電磁波に対抗するために。PCを使う時は少なくとも身体からは1メートルくらいは離そうと思って、ワイヤレスキーボードを買ってきました。

・・・・と思っていたのは私だけで、実は有線だった(^^;)

もう~、どうりで安いと思った~!
同じラックにいれないでよ!○バシ○○ラさん!

まあそれでもPCからはかなり離れているのでいいかな。
字が小さくなるとやばいんですが・・・

キーボードになれるためと、仕事をする気にならないので記事を書いています。

10月本番でいただいたお仕事は、久しぶりの演出助手。

まったくやってなかったわけではありませんが、演出をやるようになったのと、秋口から年明けくらいまで定期的な仕事に縛られていたので、演助はできなかったんですね。

時々サポートみたいに入ることはあっても、全くフルで入るのは久しぶり。
これはこれで結構新鮮。楽しんでいます。

さてさて演助のもっとも重要なお仕事は稽古スケジュールを立てること。

正直、面倒くさい(^^;)

取り合えず制作から出欠席のアンケートが入って来、そこから本番までの稽古スケジュールを立てるわけですが、大体がアンケートの時点で、全員が揃う日が数えるほど。

それだけならばまだしも、△とか?みたいな、曖昧な記述が理由も無しに記入されている。

そういう方は、大抵掛け持ちの稽古を持っていますから、速めに稽古内容を出さねばなりません。
しかし、出した所で、団体の優先順位が低いと、あっという間にキャンセル。

いや~、書いているうちに思い出しました。
めんどうくさ~(笑)

このブログにはどの記事にアクセスがあったかがわかる機能がついていますが、以前書いた「演出助手」と言う記事に結構アクセスがあるのですね。

そんなに珍しい職種かしら?

その記事を書いたときは結構真面目に仕事をやってましたから(いや、若かったってことです)、何かのアピールもしたかったんでしょうけれど、今はまったくそんな気がないので、多分「演助ってどんな仕事ですか?」とか聞かれたら「何でも屋だよ~」と笑って答えられると思う(笑)

単純に舞台に関わっていられるのって嬉しいんだなとは、今感じていること。

演出家であろうが。助手であろうが、作っている現場にいるのはやっぱり本望です。

さて、そろそろ制作さんからお電話あるかな~?

彼女もであった時は歌い手のたまごだった。

長くスタッフやってると、いろんなことがあるもんですね。

最近また手根幹症候群の症状が出てきたので今日はこれくらい。

明日は雨で寒いらしいから、体調に気をつけましょう!
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by kuniko_maekawa | 2012-05-21 13:35 | オペラなお仕事 | Comments(0)

裏方か表方か・・・・・(@@)

手が痛い。

けど、なんとなく書きたい。

で、ツイッターはつぶやきの嵐ですが、長い文章も書きたい。

私、やっぱ物書きが良いかも・・・・。

ま、文章力があるかないかの問題なので(^^;)

ある日ある時、あるスタッフさんと内輪話で盛り上がった際に、面白いことおっしゃっていました。

「スタッフにも裏方と表方がいる。」

どういうことかと言うと、仕事の仕方の問題で、誰しも才能があるからそれぞれの仕事を担っているわけですが、ただその能力を誰のために使っていくかと言うことでその人の立ち方がわかる。

つまり、仕事への取り組み方か、自分のステータスを上げるためか、公演のための素材になるためか。

そのどちらに喜びを感じるかと言うことらしい。

人間である限りは、どんな分野でも、これが裏と表を分けるものなのですね。

言い得ています。
納得した(^^)


私はどっちかな。

基本「素材」を目指していますが、う~ん、「シテ方」なら尚のこと良いかな。

つまり、表で踊ってる人たちを囃して持ち上げて、空間を支える人。
ってことは表方?どっちだろ(笑)

演出家はそういう人であるべきだと思っています。

おっと、リミット!

腕がしびれて来たので、またの機会に。

これ、仕事をし過ぎない、良いバロメーターかも~(笑)
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by kuniko_maekawa | 2011-11-30 11:59 | オペラなお仕事 | Comments(0)

オーディションをやりました(^^)v

昨日カリカリ怒っていたら、今日は朝から調子が悪い・・・・・(;;)

やっぱ怒るって負のエネルギーを沢山使うから、身体に良くないですよね。

今日は教会の集まりが夜にあったのですが、お休みさせていただきました。

外は相変わらずの猛暑(@@)・・・・

今日を一日外で働いていらっしゃる方々、熱中症にはお気をつけて。

さて、昨日は来年1月にやる公演のオーディションに行きました。

地方であると言う事と、今年は地震の影響も多々あり、オーディションの問い合わせはあっても中々応募が無いと主催者も困っておられましたが、それでもある程度の人数が応募されており、声を聴かせて頂きました。

オーディションというのは、その公演に出演する人を公募し、必要な審査をさせていただいて、実際に本番に出演していただく方を選ぶためにやる、公式なものです。

審査の形態は様々でしょうが、取り合えず課題を出させていただいて、それを歌っていただいたり、芝居の場合は、台詞はもちろん、個人のパフォーマンスなどもやって、その人の資質を見て行きます。

私はこのオーディションという作業が好き。(^^)

最大のメリットは、未知の才能に会えること。

やはり、自分の半径や直径の範疇だと知った顔ばかりをお願いすることになりますが、こういった公募で集まった方々は、まったく知らない人の方がほとんどですから、一期一会のこの出会いが本当に貴重です。

審査をしていて気をつけることは、その時の自分の好みではなくて、演目の役として相手を見るということ。

すごく好きな声や台詞の喋り方でも、やはり役に添ってないと選ぶわけには行きません。

演出家であればコンセプトも存在しますので、出来るだけそのコンセプトが叶う役者が良い。

オペラの場合は、指揮者の意見の方が重要です。

音楽性と声が指揮者の創るものとまったく違っていては、オーディションの意味が無い。

重要です。

芝居の場合は先に書いた演出家のコンセプトが重要ですから、応募した人達も、ここで選ばれるかどうかは、そのコンセプトに自分の素養が合致しているかということが重要だとお分かりなので、その演出家の芝居を観にいったり、本を読んだりして、出来るだけ好みに会うように創ってきます。

そういう意味ではまず第一のパフォーマンスの場であると思いますが、オペラの場合は、そこまで演出家の本意が重要になる場合も少ないので、パフォーマンスが少ないかな(笑)。

それでも昨日のオーディションは好ましいパフォーマンスがちゃんとありました。

役の衣装を着てきたり、台詞の創り方が独特だったり。

こういうことをやる方は、オーディションがどういう場か良くわかっていらっしゃると思います。

そうは言っても、オペラの場合はまず声、と思ってらっしゃる方も多くあるので、面白いパフォーマンスはあまり観られませんが、声を聴きに審査員は座っていませんので、これからオーディションを受けられる方は、その辺をちゃんと考えて、オーディションを受けられると良いと思います。

私が良く観ているのは、まずは音楽性。

その歌い手さんが、どういう音楽を創って来るのか、非常に興味があります。

それ=表現力だと思っているので。

音楽が私の感覚と合うと、自然に言葉が好きな発語になっている。

昨日もそういう方がいらっしゃいました。

これこそ一期一会。出会えたことが嬉しいですよね(^^)

昨日御一緒した指揮者さんと私は、音楽の部分では、恐らく同じ感覚がありますが、役柄についてはやはり少々違いがありました。

けれどオペラは指揮者第一。

音楽が出来て初めて芝居が成立するのです。

昨日選ばさせていただいた歌い手さんとのお稽古は、12月から。

どんな才能と一緒に作品を創ることになるのか、本当に楽しみです(^^)。

ところで・・・・今頭の中で答えの出ないことをず~っと悩んで祈っています。

神様が答えを出されて、それが実行されれば、私の人生は大きく変わると思います。

はてさて、どうすれば良いのか・・・・・。

まずは寝ます(笑)。

この具合の悪さも、猛暑の仕業と信じて・・・・。

あ~もおお~!!!夏ばて~最悪~!!!!(@@)

皆さんもお気をつけて。
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by kuniko_maekawa | 2011-08-18 16:14 | オペラなお仕事 | Comments(0)

打ち合わせ諸々・・・・(@@)

今日は仙台まで行ってきました。

10月に学校公演をやることになったので、そのホールを見学するためと、打ち合わせのためです。

津波の被害も大きかった東北地方ですが、今日は七夕祭りの最終日で、人の出入りも多く、以前来た時と変わらないエネルギーを感じました。

それでも、迎えに来てくださった方が「お祭りが出来てよかった」としきりにおっしゃっていたので、やはり傷跡は深かったのだと思いました。

本番をやるホールまでは仙台駅から車で40分ほど。
黒川郡大和町というところにある「まほろばホール」というところ。

7年ほどまでに、仙台市民オペラという団体で演出助手をやりましたので、二度目の来仙台ですが、稽古場を回るだけで、そんなに色んなところには行きませんでしたから、初めての山沿いです。

海も山もある街。

復興が滞りなく行くことを祈ります。

さて、ホールで舞台監督さんと衣装を担当してくださる方、それから制作の窓口になってくださる歌手の方とホールの担当者さんでの打ち合わせ。

顔合わせも兼ねて、ホールの舞台も観させていただき、いつものように必要なことを話していきます。

打ち合わせをする際、気をつけていることは、依頼者側の要求を出来るだけ飲むということ。

私は演出家ではありますが、依頼を受けるということは、その団体なり、個人の意向があり、それを形にするための仕事でもあると思っています。

能力を売ってお金をいただくと言うことは、どんな依頼にもこたえられる職人であることが必須。

なので、出来るだけ言われたことは受けながら、自分のプランで創って行きます。

こういう姿勢をプライドが無いという人も居ますが、私はそうは思いません。

頼まれて家を作るとか、料理を作るとかいうのと同じです。

時には、う~ん、と唸る依頼もあるにはありますが、それさえも考え方を変えて、かなえる努力をします。

特に今回みたいに、ホールの主催での学校公演となると、ホール側もある程度の規制もあるでしょうし、観るのが子供たちであれば余計です。

と、いうことで、今日も依頼者側の話を聞きながらの打ち合わせをしてきました。

正直言えば、色んな要求を聞いていくことは骨が折れるし、自分を捨てないと出来ないこともあります。

でも、お金をもらう以上、そこにプロでありたい。

自分は演出家だから、自分の言うことを絶対に聞けというのは、世界を狭くします。

もちろんやりたいことはありますし、時として依頼されたことよりも良い形が在る時もありますから、そこは調整しながら進めていきます。それも実力。(^^)

最終的には観て下さる方々が一番楽しんでくださることが目的ですから。

今回は小学生の回と中学生の回で二回公演となります。

被災地ということもありますが、子供たちがほとんど初めて出会うオペラの舞台ですから、うんと楽しく、素晴らしい音楽を届けられるように頑張ります。(^^)

明日から一週間は教会の事務のおばさん。

そうやってまた一月があっという間に過ぎていきますね。

さて、さすがに疲れました。

今日はもう寝ちゃいます。

私が大好きな人たち、残念ながらあんまり好きじゃない人たちも、今日一日お疲れ様!

明日もみんなに神様の祝福が沢山ありますように!

おやすみなさい~(^0^)
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by kuniko_maekawa | 2011-08-08 22:06 | オペラなお仕事 | Comments(0)

5年目のオペラ

今日は、千葉の旭市まで行ってきました。

もう何度も記事にしてますが、来年の1月に東総文化会館の開館20周年記念の行事として、ビゼーの「カルメン」をハイライトで上演します。

3月の大地震で津波の被害に会い、13人の死者も出た旭市は、しばらく復興のための様々な苦労があり、公演も一時は危ぶまれましたが、幸い東総文化会館自体は反響版の損害等あったものの、なんとか修復も出来たということで、公演は実行されることになりました。

今日は参加される地元合唱団の方々の結団式と、最初のお稽古でした。

これも何度も書いていますが、私は2006年、この会館でモーツアルトの「魔笛」を演出しました。

この時は、千葉県の芸術振興財団の25周年記念だったかな?

ソリストはオーディションで採用し、合唱団はやはり地元の方々が参加なさって、ものすごく盛況だったのをおぼえています。

ちなみに、舞台はこんな感じ。
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う~ん、懐かしいですね~。

この時御一緒していただいたスタッフさんたちも、今や第一線で絶賛活躍中!

変わらぬは私ばかりなりという感じではありますが、今回は、もう少し規模を縮小して構成し、合唱団の方々はエリアを決めて、その場所でずっと歌っていただき、ソリストがその前で演技するという、いわゆる演奏会形式に近い形で上演します。

歌唱も日本語に訳詞を作りました。いや~、経験は力なり~(@@)
大変でしたけど、沢山学びましたよ~!

合唱団の方々も、懐かしいお顔がチラホラ。

あちらも覚えていてくださって、なんだか旧知の友人たちと会った気がして嬉しくなりました。

5年前、私はまだ40代の前半になったばかりで、やっと演出家としてやっていこうかな~と思い始めた頃でした。

まだまだ手に入れたいものも、手放したくないものも、見得も、欲も沢山あった。

そうだ、この公演は1月本番でしたが、年が明ける前の11月に急に足が動かなくなって、この時は最初の本読みの時など杖を突いて稽古場にいってたっけ~、練習中も、公演中もずっと接骨院に毎日行ってました。

今も足はそのままですが、私は40代後半になり、演出家と自分の職業を口に出しても恥ずかしくなくなり、訳詞なんかもしちゃって、涼しい顔して舞台で挨拶してる(笑)。

たった5年だけど、されど5年。

変わっていないと思っていた私の中身も、少しは成長していたらしいです(笑)。

今度はどんな舞台が出来上がるんだろう・・・・・。

久しぶりにお会いした合唱団の方々も、すこ~しお年を召された方もチラホラ・・・。

その時童子をやってくれた10人(本来3人ですが、声のことと精神的なことも合わせて、指揮者が10人でやると言いました)の子供たちは、もう大人になっていて、この場には居ません。

ピアニストさんは御結婚なさっていて、苗字が変わってる~!おめでとうございます~!(^0^)

なんだか心が温まる一時でした(^^)

明日は仙台へ。

10月にやる「フィガロの結婚・前川版」の打ち合わせに行ってきます。

「前川版」と一々銘打つのは、これもまた1時間15分に縮小して作った構成舞台だから。

音楽はモーツアルト大先生ですが、訳詞と台本は私が作りました。
学校公演用でしたが、結構な歌い手さんが集まり、相当レベル高い面白い舞台が出来上がりました。
ちなみに舞台はこんなんでしたよ(^^)
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さてさて、こちらもどんな新しい出会いが待っているのか・・・・。

上手く出来上がったら、一度東京でもやりたいと思っています。
どなたか買いません?安く売りますぜ~(笑)

お!ご飯が炊けました!

往復4時間電車に座ってたら、なんだかお腹すいた(笑)。

しっかり食べて、明日も頑張りま~す!
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by kuniko_maekawa | 2011-08-07 18:34 | オペラなお仕事 | Comments(0)

今年の抱負

なんて大げさなことですが、今まで20年ほどスタッフをやってきて、演出家としてお仕事し始めてからも、7年くらい経ちました。

今までは、いつも危機感を持って常に行動していたのですが、昨年の10月に病気をしてから、不思議と自分の中での焦燥感が無くなっています。

もとより、仕事もないのですが、今までは仕事がないということを言ってはいけないような気がして、何かと自主公演を打っては、舞台を創っていました。

それ自体は悪いことではありませんが、昨年の春でお金が底をつきました(^^;)

こうなると手も足も出ない。

ってことで、これ幸いにしばらく自主公演をやらないことに決めました。

と言っても、今年7月に一本やりますが、それを最後にしばらく自分でお金を出して舞台を創ることはしないつもりです。

大きな理由は資金繰りが大変だということ。

昨年までは何とかそれまでものを繋げていけたのですが、演助としても演出としても、一本も依頼がないというのは、さすがに今の自分を物語っている気がするし、生活さえも危ぶまれているわけですから、それを押してまで自主公演をすることは現実的ではありません。

今まで、結構楽しんでくださった方もいらっしゃるのですが、取り合えず一旦、幕を下ろすの巻き。

仕事をやめるわけではないので、何かの形で舞台は関わっていると思いますが、そうですね、3年くらいは大人しく生活していきたい。

なんと言うか、ちゃんと生活を立て直してから、また舞台を自分で作るということをやろうと思うんです。

そんなわけで、しばらくはこのブログも日々の生活のことばかりになりそうですが、お許しくださいね。

今月は引越しも決まりました。

何もかも新しくなりつつありますね~。

引っ越して、仕事を探して、その間にちょこっと自主公演をやって、そしてまた大学へ。

まずはちゃんと生活できることが大切。

あ、でも10月に仙台で演出のお仕事あります。

感謝ですね(^^)

今日はなっつの爪きり&健康診断。

帰ってきてからずっと机の下から出てきません。

健康で何より。
前川なっつ、推定4歳?

明日一日休んだら、地獄の補講週間が始まります。

イタリアから指揮者も来日。

頑張ります・・・(><)

今年も良い年になりますようにっ!
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by kuniko_maekawa | 2011-01-04 16:46 | オペラなお仕事 | Comments(2)

オペラへの道

今朝の読売新聞の文化欄に「日本オペラ連盟不正受給」と言う記事が載りました。

お読みになった方も多いと思いますが、日本オペラ連盟が、オペラ公演などの事業費を文化庁に過大に申請しており、そのことが先月の26日に発覚。今月13日までに不正受給した6300万円の返還を文化庁から求められているという内容のもの。

日本オペラ連盟とは、東京二期会や日本オペラ振興会などのオペラ7団体の親睦組織で、各団体の理事長等が名前を列挙しています。

私達の間では、もちろん周知の団体であり、人材育成支援事業などで実際に公演に関わったスタッフや教え子なども多いです。

不正が発覚したきっかけは、2007年10月の上海での「蝶々夫人」公演。

当時の事務局長が理事会を通さずに文化庁に支援を申請しており、さらに経費の領収書等が不明であるなど、多くの疑問点が浮上、それに伴い、09年末の会計検査院の検査が入り、その結果12の事業で会場費や人権費などの上乗せがあった。不正に受給した支援金は赤字の埋め合わせに使用されたということが書いてあり、その同じ紙面に日本オペラ連盟の不正受給が使用された公演の一覧表があります。

もちろん、どれも知っている公演です。

この記事が出る前から、風の噂で聞いていたことでもありましたが、こんな風に大きな記事で全国紙の朝刊にのると、事の大きさに改めてショックを受けました。

「~中には07年の「ポッペアの戴冠」、08年の「修道女アンジェリカ」などのように適正額の二倍違い支援金を受給していたケースもあり、文化庁芸術文化課は「経理ミスではなく意図的な水増し」と認定。過大受給分6300万円を13日までに返還するよう連盟に請求し、今後5年間支援を行わないことに決めた。
文化庁OBで01年から連盟に勤務していた元事務局長は「書類は他人が作った。申請は理事会を経ており、自分一人の責任ではないと話す。」

連盟の関係者は、この元事務局長を全面的に信頼し、一切の事務を任せて、個別事業について詳しい収支報告を求めず、内部監査も十分に機能していなかった。

この場合の「個別事業」とは、連盟が関わったすべての公演のことをさします。
いわゆる「共同制作事業」。発覚した「蝶々夫人」もその一つですね。

「突出して水増し率が高い『人材育成支援事業』による公演は赤字事業の典型だ。
若手育成を目的とする公演は、チケット価格を安くしてもなかなか観客が入らない。そこで文化庁は04~08年度にオペラ連盟の主催を条件に、事業費の二分の一(通常は三分の一)を支援する人材育成支援事業を行った・・・・・・・・・オペラ連盟は今回、会計責任の明確化や監査体制の強化などの再発防止策も文化庁から求められている。しかし、支援を打ち切られた連盟が事業を続けることは難しく、理事の一人は「当面は活動を事実上休止せざるを得ない』と見通しを語る。
常に赤字公演を強いられるオペラにとって、公的支援は頼みの綱。それだけに支援金の使途には公正さが求められる。」

こんなことを書かせること自体がいい加減にしてくれ、と言う感じです。

「常に赤字公演を強いられる」

「強いられる」ってどういうこと?

こんなこと有り得ないです。
誰かに強制されてチケットを売らないってことですか?

問題は、こんな風潮にしてしまった人たちに問題があるんです。

オペラは売れます。

事実、売れている公演はあるんですよ。

もちろん、オペラは大きなお金がかかります。

当たり前です。
容量が大きいんですから。

歌手、指揮者、演出家、オーケストラ、バレエ、合唱、助演、舞台スタッフ、各々アシスタントまで入れたら1000人単位もウソじゃありません。

その人たちに生活できる報酬を払うとなれば、お金がかかるのは当たり前です。

ですから助成は必要です。
文化として存続したいと言うのであれば、国も積極的に動いていただきたいところです。

しかし、最初からお金がかかるから、自分たちでは予算を組めないというのならば、公演なんかやらなきゃいいんです。

そんなこと言ってたら、商業演劇や歌舞伎や映画はどうなんですか?

どれも新聞で「赤字公演が常」などと書かれるものは無いはず。

なぜNYは国家予算なんかゼロなのに、各劇場が商業的に成功しているんですか?

売ってるからですよ!売ってるから!

どの団体の制作者が、投資家を集めるパーティーを開いて、説明会をしています?

企業に足を運んで、チケットを直接売ってます?

TVに出演して、公演の宣伝をしています?

そもそも、宣伝費にどれくらいの費用をかけています?

この事件に関して、もちろん誰も庇うことは必要ありません。

せっかく行った公演自体、こうやって槍玉にあがることが、関わった出演者やスタッフたちをどれだけ傷つけるか、本当に心が痛い。

出演者は皆若く、歌う場を求めてオーディションを受け、やっと舞台に立ったのに。

しかも、そんな水増し受給があったとしても、出演者やスタッフが手に入れるお金など、雀の涙の金額ですよ。
歌い手などは、もしかしたらノルマがあったかもしれません。

それなのに、こんな記事が載るなんて・・・・。

手を汚すことは罪です。犯罪ですよ。

でも、綺麗な手のままではなしえないほど、オペラは大きなものなのです。

関わった方々は、それを一番良くわかってらっしゃった方々でしたでしょうに。

制作側はいつも一番大変な分野です。

問題や責任は、結局そこに集まってくる。

けれど、それを予測して公演を打っているのではないのでしょうか?

何があっても、「良い舞台を創れば、客は満足する」なんて、本当に信じているんでしょうか?

だったら、もっと頑張れよっ!汗水垂らして、チケット売って来いよっ!

自分たちのことはすべて後回しにして、もっと歌い手たちを大切にしろよっ!

その上で、どうにも駄目でしたって起こった事件なら、私たちは同じように泣けたかもしれなかったのに。

各団体も、始まりは決してネガティブだったわけではないと思います。

誰もが「オペラが好き」だから、どんなに大変な公演でも、関わる人たちのモチベーションは下がらない。
否、下がらなかったのに・・・・。

言いたいことは色々ありますが、告発をしたいわけじゃありません。

ここらで「オペラ神話」から脱皮すべきです。

オペラは特別なものでも、高尚なものでも無い。

ただの商業歌劇です。

歌手も指揮者も演出家も、客が喜ばなきゃ意味が無い。

芸術なんて民間芸能ですよ。

でも、そこには神様に選ばれて、能力を与えられた人たちの才能がある。
それが特別です。

その才能が一番終結して、心を震わすことが出来るのがオペラです。

一流の才能を集めるには、お金が要ります。

その才能たちの価格を決めるのがチケット代。
イタリア人だから高いチケット代を設定するのじゃない。価値に対してです。

客にそのチケット代を払わせるための価値を生むのが私達の仕事。

その価値を人々に宣伝するのが、制作の仕事です。

更に言ってしまえば、その才能を集めるのはプロデューサーの才能。

金だけあれば良いってもんじゃないんです。

どうしてそこにドライになれないのか。
何を理想化して逃げてるのか。

「オペラならイタリア」なんていう、馬鹿みたいな神話もうんざり。

必死にお金を集めて外人を呼ぶことをやめて、日本人の最高のキャスト、指揮者、演出家で最高の舞台を作らせ、チケットを売りさばく。これが今の日本のオペラに必要なプロデューサーです。

クラシックは売れないというのはウソ。

人は自分の価値観にお金を払うことを絶対に惜しまない。

見極めて公演を打つべきです。

ためしに、NYみたいに、どの劇場にも公的資金を支援するのをストップしてみたらいかがでしょう?

それで自力で生き残った団体が、本当のエンタテーナーを作れる場所かもしれません。

国も中途半端に甘くしないで、そこまでやったらどうでしょうかね。

音大生や、研究生や、今、まだオペラ歌手になりたいと思って勉強している若い人達。

これから本当に歌手として仕事をしたいならば、日本にこだわらずに、むしろ海外で仕事を見つけなさい。

海外に出るのが難しいなら、日本の現状をよく理解してから、それでも舞台に立ちたいと思うのならば、実力を磨きなさい。

誰も助けてくれないし、エージェントはいないし、公演数は少ないし、お金にならない。

それでも、日本でやりたいならば、確実な歌唱力と演技力と、集客力を得なさい。

それくらいの根性がなかったら、オペラなんかとっととやめるべきです。

日本でやっていくのに必要なのは、ただただ個人的なモチベーションとクオリティーを上げ続けることしかありませんから。

日本中のオペラ歌手、スタッフ、みんなもっと怒りましょう。

そして、その怒りで一回全部ゼロにしちゃえば良い。

変わる必要はありません。

今までのことは今までのこと。
良かったことも、悪かったことも。

ゼロから先は、始めるだけです。

そうしないと、オペラへの道は本当に閉ざされるかもしれません。
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by kuniko_maekawa | 2010-08-05 14:24 | オペラなお仕事 | Comments(2)