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間もなく本番です!

う~ん、こんなに更新してないのに、ちゃんと覗いてくださる方々、ありがとうございます!

歳のせいか、段々いろんなことが億劫で・・・・(^^;)

でも、時々心が動くことがあるので、ちびちび書いていきます。よろしくお願いします。

さて、先の記事でお知らせしたとおり、私は今、お芝居の稽古についています。

四人の女優さん、ハープ奏者、そして人形師の方と、いつもの現場とはまったく違った世界で面白い経験を沢山しています。

バタバタとしていたらば、あっという間に本番間近となってしまいました。

と、いうことで、ここで本番のお知らせ。

演目は、源氏物語をベースにした語り劇で、題して『詞劇「艶は匂へど・・・・」』と言う作品で、オリジナルです。

小説家の瀬戸内寂聴さんの「女人源氏物語」を原作として、紫の上、明石の君、宰相の君、近江の君と言う、光源氏に関わった4人の女たちが、それぞれ源氏のこと、自分たちのことを語りながら、物語を進めていきます。

出演は、紫の上にミュージカルなどで御活躍の土居裕子さん、源氏が須磨に流された時に契り、子供を産んだ明石の君に荻野目慶子さん、その子供の乳母、宰相の君をもと宝塚トップの峰さを理さん、そして、源氏のライバル内大臣の子供、近江の君を講談師の神田紫さんが演じます。

光源氏は文楽のようにお人形が演じますが、それを操る小川耕作さんが見事!

そして、舞台の音楽をハープ奏者の平野花子さんが実際に演奏しながら、効果を入れていきます。

女優さんが本当に良い言葉を語られていて、それに小川さんの光源氏が幻想的に絡んできて、すごく良い舞台に仕上がっています。

演出はオペラではおなじみに恵川智美さん。

言葉に関する解釈がはっきりしていて大胆で、これを女優さんたちがまた展開していく才能が素晴らしい。

恵川さんは元々がものすごくリサーチ派。

いろんなことに対して究明し、そこを核に想像を広げていきます。

だからと言って、研究者のように史実を作るのではなく、しっかりした核があるからこそ、キャラクターを無くさずに、より解釈が自由になるという感じ。

何より、彼女自身の柔らかさや美的感覚の良さが発揮され、幻想的で美しい世界観が見えます。

作曲家と対峙しなければならないオペラの時とはまた違って、彼女の本来の想像の広さが堪能できます。

11月5~9日まで、銀座博品劇場にて上演。
お時間がありましたらば、是非、会場に足をお運びください!
チケットは全席指定6500円です。

言葉を使うと言うことがどういうことか、本当に良くわかる舞台です。

オペラとか、芝居とか、関係なしに「音」を楽しんでくださいね。

会場でお会いできることを楽しみにしています!(^^)
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by kuniko_maekawa | 2008-10-31 13:30 | オペラなお仕事 | Comments(0)

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「オペラなブログ」と言いながら、段々オペラネタがなくなっている昨今。

しかも、超、の~んびり更新になってきました。

今年は本当に暇なのと、今はちょっと自分の中でオペラと言うものに対して、どう向き合うべきか、みたいなことを考えていて、とりあえずしばらくは思考停止。

その代わり、珍しくお芝居の演出助手をやっています。

11月5日から銀座の博品館でやります、「艶は匂へど・・・」と言う作品。

「詞劇(ことばげき)と言う副題が付いていますが、瀬戸内寂聴さん原作の「女人源氏物語」をベースに4人の女優さんがそれぞれ紫の上、明石の君、宰相の君、近江の君と言う登場人物を語りわけていきます。

先週から本読み稽古に入っており、台本直しをしながらある程度大まかな流れを作って行きます。

今回参加なさる女優さんは、峰さを理さん、荻野目慶子さん、土居ゆうこさん、講談師の神田紫さん。

普段オペラ畑の私はもちろん、みなさん初対面です。

こういった商業演劇のお仕事も珍しいのですが、演出家がいつもオペラでお世話になっている恵川智美さんで、彼女に引っ張っていただきました。

しかし、面白い経験をしています。

普段から、芝居は好きで観ていますし、自分でも演出してみたいと思ったりしているのですが、直、女優さんや俳優さんとお仕事をするのは、中々機会が無く、願ったり叶ったりの今回。

本読みをしていても、やはり彼女たちの詞の音に堪能されることもしばしば。

それぞれ一線で御活躍している方々ですから、そこは御本人たちの考えや役つくりの方法も様々ですが、何よりも「言葉を仕事にしている」と言う自覚がものすごく感じられます。

当たり前のことではありますが、オペラの場合だと、音楽、声、と言うものの後に詞という認識が来るような気がして、そこのジレンマをいつも感じていたので、フラストレーションがまったくありません。

詞劇と言うことで、普通のお芝居よりは語る部分が多いのですが、だからこそ、余計に詞のイメージに耳が刺激されます。

彼女たちの読んでいる音は、それぞれの方の持っているイメージが意味となり、それを語るために作られている音だと感じることが出来ます。さすが。

演出家との稽古もスムーズです。

素材となり、媒体となることが当たり前の稽古場。
非常によいですね(^^)

私もここで、今までとは違ったことを沢山経験できそうで、毎日楽しく稽古場に通っています。

オペラは基本、楽譜を立体化することのみに終始します。
もちろん、それも私の意図するところではありますが、そのために創作という部分を戒めることもあります。

こういったお芝居の稽古場は、すべてが「創作」。

誰もが素材でありつつ、物つくりをしていけるのは幸せですね。

しばらく「作る」と言うことに没頭して、またオペラに戻るとき、きっと新しい引き出しが増えていそうです。

本番の告知は、また。

女優さんたちの言葉の音を堪能するだけでも十分面白い作品となると思います。
是非、会場に足をお運びくださいね~(^0^)
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by kuniko_maekawa | 2008-10-11 13:09 | オペラなお仕事 | Comments(0)