洗足音楽大学オペラ実習試演会「3,4年生編」

先日の試演会、GPを撮った写真を送ってもらいましたので、ちょっと御披露しちゃいます。

これは4年生の公演。モーツアルト作曲の「コジ・ファン・トゥッテ」をやりました。
なんだかすごく大きな舞台に思える(笑)。
これも学生が頑張ったからですね~。

さてさて~?
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神妙な顔して立ってるときは、大抵私が訓示を垂れている時。すぐわかります(^^;)

こうやって学生たちは学校を巣立って行きます。
この先オペラを続ける人も、学校の先生になる人も、お嫁さんになる人も、もしかして、全然違う会社に入る人も、みんなみんなこの瞬間を忘れないでいて欲しい。

自分たちの中に、こんなに豊かな音楽があること。
それを育てる力を持っているということ。

大切なこの時間を一緒に過ごせたことを感謝して(^^)
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by kuniko_maekawa | 2009-01-24 11:10 | 観劇日誌 | Comments(0)

試演会終了!

は~、やっと今年度も大運動会が終わりました(^^;)

これはですね、私が勤めているS音楽大学のオペラ実習の発表会で、まず14日に大学院のオペラ・ガラコンサートがあり、昨日19日に3,4年生の試演会で今年度は幕を閉じました。

どちらも一日で、嵐のように仕込み・場当たり・GPをやって本番となります。

昨年度もそうでしたが、とにかくスタッフや先生方の御協力がなければ、絶対に成しえない二日間でした。感謝、感謝であります!

終わってみれば公演は大成功で、学生たちは本当に良く頑張りました。

不思議なもので、GPまではなんとなくくすぶっていても、本番、お客様の前に立った途端に、どこかで何かが変わるらしく、今まで聴いたことないような声や、見たことないような表情や、色んな表現を見せてくれました。

これが若い人たちのパワーですよね。

「何かが変わる」と言うのは、学校公演をやる時に一番嬉しい瞬間です。

最初の授業で役を決めるために歌うときは、大抵どの学生も、ただ持ってきたアリアを歌って、まさに「声を聴いてもらう」と言うスタンスで私たちの前に立ちます。

特に学部生などは、ヴィジョンがあってオペラ実習を取る子のほうが少ないでしょうから(授業の一環として捕らえているので)、まだやりたい役もわからない状態。

声を聴いてこちらで決めて与えても、そこから試演会のことまで想像しながら役を作ると言う事は恐らく実感としてないだろうと思います。

もちろん、最初からオペラをやりたくて着ている子もいます。

けれど、大半は「興味」から始まること。

その子達が、何かをきっかけに変わっていく。

スイッチはそれぞれ違いますが、その時、その瞬間から稽古場への関わり方が変わってくるのが分かります。

そして、スポンジになる。

どんどん水を吸っては絞って出して、また水を吸う。

そうやって得たいものを追い始めます。

こういう瞬間が私は本当に好きですね。
学生たちと関わる醍醐味。(^^)

卒業学年の学生たちの進路は様々ですが、この経験が人生の良いプロセスになることをいつも願っています。

歌い手人生は本当に長い。

続けようと思えば50年だって続けられる。

でも、良いプロセスを踏めるかどうかは本人次第です。
それを見つけていくのも才能。

授業をしながら毎回私自身もこのことを頭に入れながら、まだまだ続く舞台人生を考えています。

取り合えず学校はしばらくお休み。

今年はやりたい企画が二本あり、その準備を始めるつもりです。

私の経験値もまたかなり上がったと感じる二日間でありました。

御協力いただいた皆様方、本当に感謝いたします!

何より、学生たちに感謝!

みんなお疲れ様でした~!!!(^^)
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by kuniko_maekawa | 2009-01-20 11:22 | 演出家のつぶやき | Comments(0)

マエストロとの稽古

ただ今、S音楽大学の大学院コンサートに向けてイタリア人指揮者との稽古をやっています。

立ち稽古は授業内でやりますが、やはり本指揮者との音楽稽古が非常に重要なので、それを毎日やっています。

私は演出家ではありますが、音楽のきっかけやテンポなど、聴いておかなければいけないことと、解釈などの違いが起こったときに話し合う必要もあるのでそれに付き合っています。

マエストロはアレッサンドロ・ベニーニさんといって、40代前半の若い指揮者。

元々はコレペティですから、自分でピアノを弾きながらレッスンすることもあります。

非常に丁寧に学生に分かりやすく稽古をしてくれますが、これに対する学生たちを見ていて気付いたことが・・・・。

彼らはマエストロと音楽稽古をしているのに、ずっと楽譜を見て歌っています。

これはちょっと由々しきことかな~・・・・。

多分、楽譜のことなどを確認しながら歌っているのだと思いますが、基本的にマエストロと稽古するときは、彼の音楽と歌い手の作った音楽とをあわせていく作業をしなければいけません。

ですから、楽譜をじっとみているのではなくて、マエストロを見ながら歌うほどでいいのだと思うのですね。

もちろん、楽譜にチェックはしなければいけませんから、譜面台は立てます。

けれど、お互いに顔を見合わせながら、マエストロの音楽を受け取る姿勢が必要だと思うんですが、みんな楽譜を見るのに必死。

こういう風になる理由は様々ですが、私が思うに大きくは二つあると思っています。

一つは視線が所在無くなるのことが原因。

どこを見ていいか分からないということです。

もう一つは、楽譜を見ているほうが安心と言うこと。

マエストロが投げてくるテンションや音楽を受け止めきれないので、ちょっと逃げてしまうんですね。

それで注意されたら、楽譜に書き込む。

けれど、それでは音楽が一方通行になってしまいます。

特にアリアはそう。

それで出きるだけマエストロを見て歌うように注意を促すと、少し音楽が熱くなってくる。

これがどうしてだかを感じてくれると良いのですが・・・・。

稽古の中で彼らが一番注意されていることは、母音の発音がはっきりしないこと。

それをマエストロに指摘されたある学生が、「母音をはっきりするのには口を使えばいいのか」と質問しました。

それに対してのマエストロの答えは「顔を全部使ってやるんだ」と言うこと。

さもありなん。

横で見ていると、彼らは口ばかり一生懸命動かして、目は楽譜をみたまま全然動きません。

しゃべるということが歌うこととつながっていないんですね。きっと。

その質問した学生も「今まで顔を動かしちゃいけないと思ってました」といってました。

そういう意味ではみんな口先だけで歌っているので、身体も全然使ってない。
声を出すにしても、力を使って出している。

これはイタリア人だからとか日本人とかと言う違いではなく、音楽とテクニックを一緒に感じるという環境にいれるかいれないかと言う事だかと思います。

本当はマエストロ稽古と言うのは、音楽を創っていく作業をしなければいけないんですが、彼らは教えてもらおうと思っているから、注意されることを望んでいるし、注意されることが多ければ多いほど、身になったような気になる。

けれど、注意されていることはほとんどが発音や音程、リズムの違いとかです。

う~ん、それって初期段階だと思うんだけど・・・・。

でも、理解させるのには言い続けるしかないですね。

彼らが自分で気付かないと変わりませんから。

それでも、毎日良い影響を受けているのが分かります。

顔が明るくなって、声がまっすぐ伸びてくる。

でも、一つ勘違いしないで欲しいのは、マエストロに言われたから出来るようになったんではなくて、元々持っているものを使ってないだけなんだってこと。

マエストロはそこを指摘しているだけで、彼だって、もっと先に進みたいはず。

逆に、気付いて欲しいんですよね。
今まで使ってなかったことに。

さらにもっと嫌なのは、こうやって出来てきたことをマエストロとの稽古のおかげだと思ってしまうこと。

先ほども書いたように、彼は指摘しているだけに過ぎない。

本当はもっと自分たちで出来ることが沢山ある。

これを日本の先生はこんなこと言ってくれなかったと思っているのならば問題です。

言葉は違えど、皆同じことを教えてもらっているはず。

イタリア人だから日本人と違うことを言うということはありません。

もちろん、マエストロ・ベニーニは本当に良い指揮者ですよ。
しかし、楽譜は万国共通です。才能に国は関係ない。

大切なのは、音楽家と言うものがどういう仕事なのかを理解することなんだと思います。

本番まで後6日。

頑張って欲しいですね。
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by kuniko_maekawa | 2009-01-09 18:20 | トレーナーのつぶやき | Comments(4)

謹賀新年!

あけましておめでとうございます!

あっという間にお正月。新しい年が始まりました。

今年は大学のガラコンサートが年明けにあり、5日からしっかり仕事始めです。

しかも、いきなり衣装つきのリハーサルだったりして・・・・・。

今日まで弟宅で、「家族の正月」を楽しんでいましたが、これから自宅に戻ってゆっくり仕事モードにしていきます。

昨年はのんびりと自分のことも仕事の方向性も考える時間を神様からいただきました。

今年はその考えたことを、実行に移していこうと思っています。

頑張らずに頑張る。

沢山の舞台を作りっぱなしにするのではなく、一つでも残していける舞台を作りたいから。

今年もよろしくお願いいたします!(^0^)
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by kuniko_maekawa | 2009-01-02 10:57 | トレーナーのつぶやき | Comments(0)