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動かないこと

2月になりました!

来週はバレンタインデーもある模様。
まったく関係なくなりましたが、世の中はちょっとLoveモードですね~(^^)

今週から勤めているS音楽大学の大学院公演のための稽古に入っています。

演目はドニゼッティ作曲、オペラ「愛の妙薬」。

メジャー中のメジャー。
王道を行く演目ですが、全曲を演出するのは初めてです。

もっとも、演出家としてまだまだ駆け出しなわけですから、やっている演目の方が少ないですが(^^;)。

6日から始まった稽古は、本読みから始めて、実際に音楽をどう表現するかということも含め、いわゆるプレ稽古をやっています。

図面が上がってくるのが14日ということもありますが、学生公演だからこその醍醐味で、基本はスケジュールが取れていますから、外の公演のように、そこに一喜一憂することはありません。

しかし、相手が学生ですから、プロとは経験が違います。

試験期間を挟んだりし、中々教室等が自由に使えなかったりして、私に与えられている時間は、来週10日間くらい。

その間に、合唱も含めて通し稽古までやってしまおうと思っています。

この期間を先生方も含めて危惧してらっしゃる空気も・・・・。

でも私はまったく心配していません。

それは、今回の公演をちゃんと演出家として参加しているから。

どういうことかというと、この間の千葉でやった「カルメン」もそうですが、演出家で居る時の私は、基本的に細かい動きを要求しません。

大きなコンセプトを話して、後は歌い手さんの作ってきたものと感性をすり合わせていくだけです。

普段学生と付き合っている「オペラ実習」という時間は、基本的に授業なので、彼らがオペラ歌手になるのに必要なことを丁寧に創って行っています。

ですから当然、動きもつけるし、内容ももっと学生に考えさせる。

最終的にやるガラコンサートなどは、最後の授業として「観客に観せる」ということをやるために創っています。

何を一番大切にしているかといえば「学生の成長」です。

しかし、今回は学校公演といえども、2000円のチケットを売ってやるオペラ公演です。

ここで参加する学生たちが、何を学ぶかといえば、「お客様に対しての責任」なんです。

なので、一人一人が、「オペラ歌手」として、あるいは「声楽家」として、お客様に何をアピールするかを学ばなければいけません。

この時、私が考えることは「観客」のことだけ。

そうなると、何が一番大切かと言われれば、「音楽」なんです。

オペラをやるにあたり重要なのは、「耳の刺激」。

目で観ることは二次的なことで、客席に座っている観客は、無意識の内に入って来る音楽から想像を得ていると信じています。

ですから、それを壊すことはスタッフも含め、絶対に嫌。

私自身もそのことを厳命にして、極力動かない方向で進めています。

普段授業の時は、じっとしていると怒られている学生たちには不思議な現象(笑)。

オペラ歌手の仕事は「歌って表現すること」。

楽譜に存在している作曲家の意図を、それぞれが解釈して「歌って伝える」ことです。

と、言うわけで、もうほとんど粗立ちは終わりました(^0^)

明後日から合唱団を入れて、もう少し絵を創れば、後はただ歌わせるだけです。

それが成立して初めて、「音楽空間」が出来上がります。

そこを邪魔しないで、照明や舞台美術、衣装等、絵を創っていくのが私の仕事ですね~。

他の先生方は、10日で全幕本当に出来るのかと、大いに心配なさっていますが、出来るんです(笑)。

私にはその確信が、すでにあります。

そして、そのことを信頼できないようなら、オペラ演出家では無いと思っています(^^)


昨日は同じ教会の仲間と女子会!
ベトナム料理がホントに美味しかった~(><)


毎日が不調の日々ですが、更年期という原因があるので、「しょうがねえなあ~」って流せるようになってきました。

眩暈や不定愁訴はやっぱり辛いですが、年齢とともに次のステップに進んでいるんだと思うと、なんとなく受け入れています。

「まだ早い」とか言われても、確実に「老い」への準備も始まっているんですよね。

これは結構嫌ではありません。

人生をちゃんと歩いているんだと言う認識がある。

ここまで生きてこられたことが奇跡。

神様に感謝して。(^^)
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by kuniko_maekawa | 2012-02-11 15:38 | 演出家のつぶやき | Comments(2)