オペラ・レッスンのこと、演出のこと、舞台や絵画や色んなことを書きまくっています。


by kuniko_maekawa
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チケット好評発売中!

って言うか、嬉しい悲鳴で、「オルフェオとエウリディーチェ」のチケットがかなり出ています。

客席数が60席と言う少なさもあるかもしれませんが、演目に興味を持っていただいていることも大きく、沢山の方に観ていただけそうです。

本当に嬉しい(^0^)!

立ち稽古が始まって、一週間がたちました。

今回はカット版で、ソリストだけの部分をかなり刈り込んでいますから、上演時間は1時間15分くらいだと思います。

しかし、その内容は中々濃く、この一週間は演技と言うよりも、本読みのような稽古を続けています。

昨日も昼、夜と時間は分けましたが、両組のキャストたちと、じっくりと話し合いながら稽古をしました。

この話し合いと言うのが、本当に大切なことだと実感します。

通常のオペラの稽古だと、作品の上演時間も長いし、歌い手の数も多い。

合唱団やダンサー、助演なども含めると、説明する時間は合っても、話し合うという時間は中々取れない。

場面によっては、稽古をしながら、演出家とのディスカッションが行われるでしょうけれど、特にベリズモの作品などは、作曲家の音楽と言う物が台本の内容を決めますから、そこでの演出家の仕事は、その音楽を伝えるために形を創ると言うことが主になります。

今回も、グルックの書いた音楽があります。

しかし、時代のなせる業で、台本と音楽のバランスが偏ってないように思います。

なので、「詩」と言う物が成立する。

音楽、つまり「詩」を作るのは、ほとんど歌い手の内面に頼っています。

私の考える絵を伝えたうえで、彼らがそれをどう自分たちの感覚とあわせていくか。

私の言うことをやってみせると言うのは、まだ簡単な部分で、そこに自分の感性を摺り寄せていくためには、彼らはかなり努力をしなければいけないことが沢山あると思います。

パーソナリティの違い、性別の違い、得手不得手の問題、何よりも、「声」との闘い。

それを埋めるために、話し合いは行われています。

そういう意味では、歌っている時間と喋っている時間は、半々です。

これもかなり贅沢な稽古ですが、作品の上演時間が短いからできることでもあります。

一昨日からスタッフワークも始まりました。

厳しい予算の中で、彼らが精一杯の感性を提供してくれる理由は「この作品が面白い」かどうか。

スタッフが入ってきて怖いのは、このジャッジが先のつながりを決めていくからです。

その期待も裏切らないように、まだまだ気が抜けません。

それにしても幸せだと思います。

こんな風に、丁寧に作品を創っていくことが本当に夢でしたから。

今回の公演は、小さな一歩です。

けれど大きな一歩でもある。

この一歩を同じ時にして、感じてくださるお客様が一番大切です。

チケットはまだあります。

会場でお待ちしておりますっ!(^^)
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by kuniko_maekawa | 2009-11-08 10:54 | MMC | Comments(0)