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「ボクの四谷怪談」シアター・コクーン

先日やったオペラ公演のスタッフさんに招待券いただいちゃって、久しぶりに蜷川芝居を観に行ってきました!

実は、飲み会の席での棚からぼた餅だったので、ぼた餅の内容をあんまり良く知らずに、「蜷川演出」ってことだけ小耳にはさんで手を挙げた次第。

若いスタッフさん同士で盛り上がっていたところを、美味しいとこだけキャッチアップであります(笑)。

観に行ったのは、「ボクの四谷怪談」

読んで字のごとく、あの有名な「四谷怪談」をベースに、私たちの世代には非常に懐かしいと言うか、共感出来る作家、橋本治が脚本を書いています。

出演者等々、HP観て頂くと良いかと思いますが(お~、最近面倒くさいこと一切やらない主義^^; すんません)、なかなかのラインナップ。

特に、準主役の小出圭介は以前も舞台を観たことあり、映画やTVよりは圧倒的に舞台で演じている方が良い役者さん、栗山千明ちゃんもそう、この二人は特筆ですね~。

しかし、目当ては蜷川幸雄。

この作品は、橋本治氏がデビューする前に書かれたものだそうで、基本ロックミュージカル。

しかも、今回は70年代を代表する鈴木慶一氏が手掛け、舞台の衣装もセットも、どこか「寺内貫太郎一家」的懐かしさ。

あ~、もう若もんにはわからんだろな~。

70年代はドラマも音楽もなんか刺激的であったかかったのよ~!

シアターコクーンは大好きな劇場。

何と言うか、客席と舞台とのバランスがひどく良い。

これがオーチャードホールなどと同じ建物の中にあるとは思えない、奥行きも感じるし、何より客席の高さが好き。

今回は初めて3階席でみましたが、この高さからみてもステージの奥行きがちゃんと感じられるし、全体の絵が人物も合わせて綺麗に見える。セリフの音響も良いのだな~。

騒音歌舞伎と銘打っただけあって、全編レーザー光線や舞台の額縁にもなっている細いプロセミも電光が走っていましたが、蜷川さんのうまいところ(と言うか、好きなところ)は、これだけの色を使っていても綺麗だと思えるところ。

色遣いのセンス抜群です。

これってゼッフィレリの舞台を観た時も思うことだけど、いろんな色が混ざっていても、どこかに集約点があって、そこが芯になって放物線状に色が配色される感じがする。

もう才能ですわね~(@@)

今回の集約点は、恐らくセット。

実は、電光プロセミの中側には、70年代の日本家屋や公衆トイレがあり、そこの景色に派手な色は無いです。

役者が着ている衣装も70年代の洋服だし。

でも、その時々に現代の色がある。

例えば売春宿で栗山千明ちゃんの着ているベビードレスの朱色だったり、街頭で女の子をたぶらかしている男のスーツの紫だったり、バッグやハンカチや、ちょっとした小物の色が今の色だったりする。

2012年の現代で手に入るもので作っているのだからそうだと言われればそうかもしれないけど、意図していたのならうまかった。

更にその混在した中にレーザー光線やら、電飾やらが混ざってくると、サーカスの色みたいになる。
とても好きだった。

蜷川さんの舞台はいつも、色を感じる舞台でもあるな。

もう一つ好きだったのは台本。

本編、休憩入れて3時間の長い芝居だったけど、台詞が良かった。

私は鶴屋南北の原作をしらないけれど、橋本治って、「桃尻娘」だけじゃないのね~、綺麗な言葉がふいに聴こえる。

それが大した場面じゃなかったりして、心の琴線にふれた。

私の生きて来た時代だから感じたり、共感出来たりすることもあるのかもしれないけど、言葉のセンスに唸ったな~。

とはいえ、時間が経つと忘れるのが最近の私・・・・(^^;)

一つ、すごく好きな台詞があったのに・・・・。TV放映しないかしら(笑)

それにしても偶然とはいえ、幸せな時間でした。

今年は仕事がないので、お金を出して芝居や美術館に行くのが中々・・・・(><)

そんな時に、神様からのご褒美!
ヒョウタンから駒でした~(^^)

さて、そろそろ涼しくなってきましたね。
季節の変わり目に、体調を崩されているかたもいるのでは?

ご自愛くださいませ~!
毎日楽しく過ごしてくださいね~(^0^)
by kuniko_maekawa | 2012-10-17 14:41 | 観劇日誌 | Comments(0)

オペラ・レッスンのこと、演出のこと、舞台や絵画や色んなことを書きまくっています。
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