人気ブログランキング |
ブログトップ

言の葉のいずるよりも前にきみが好きだった

中鉢聡コンサート「もう一つの歌」

今日はチケットをいただいて(いただいてばっかりですが・・・)、藤原歌劇団のテノール中鉢聡さんのコンサートに行ってきました。いまや藤原歌劇団を代表するテノール。このところ「アドリアーナ・ルクブルール」「トスカ」と立て続けにプリモを張って頑張っています。私はほとんど同年代なので、一緒に育っている感じがあって幼馴染のような感覚のある人ですが、それにしても、容姿の素晴らしいこと。ほんっと舞台に立ってるだけで絵になるハンサム君です。やはり舞台にはこういう容姿が必要ですよね。TVで観ても映りが良いったら(笑)
さて、今日は普段の彼とは違って、バロックからタンゴ、スペイン歌曲の王様ファリャまで、古楽器とフラメンコギターと言うパートナーで、非常に楽しみました。古楽器を弾いていたのは、先日柴山晴美さんのコンサートでも伴奏をなさっていた、つのだたかしさん。今日もまたモンテヴェルディ、カッチーニとバロックは欠かせません。中鉢君は元々語感が良く、素晴らしく綺麗な響きの声を持っています。最近はオペラばかりを聴いていましたから、新鮮。オペラのプリモだと、どうしても頑張って力が入りすぎるところも、今日はすごく自然で綺麗です。元々言葉の感覚が良い人ですから、イタリア語やスペイン語がはっきりとわかり、そしてその曲の背景がちゃんと見えてきます。センスがよいのですね。「Amarilli mia bella(麗しのアマリッリ)」など、心に染みました。そして、この間聴いた柴山さんとはまったく違うと感じたのは、やはり、男性的な音楽をすごく感じました。歌っているものも違いますが、晴美さんの時はもっとやわらかい自然みたいに、おおらかさを感じて楽しんだのですが、同じタンギングをしても(本当にこういうかわかりせんが、タンギングみたいに同じ音を短く歌うカディンツがあるのです)どこか男らしい手法に聴こえる。不思議でした。もっとも、おおらかさは両方同じですが、この時代のほうが、男と女の違いがはっきりしていたのでしょうかね?
後半、フラメンコギター登場。晴美さんから「惚れるよ!」とお聞きしていた、山崎まさしさんと言うギタリストの方の演奏が圧巻。もちろん、フラメンコを聞いたことがないわけではありませんが、なんと言う迫力。そして、指の強さ。情熱的なエネルギーもそうですが、まるで叩きつけるように音が出てきます。つのださんも後半は普通のリュートではなくて、中近東のリュートであるラウタという楽器に変えて、フラメンコギターと一緒に演奏なさいました。そこに、中鉢君が入ると、本当に、男くさいというか、男性的なタンゴやファリャの歌曲が展開されて、すごく面白かったです。私、ファリャは女性の方が好きだったんですが、ちょっと考え方が変わりました。男性のファリャも、作曲家自身の声が聞こえてきそうで、なんか、すごく官能的でエネルギッシュでしたよね。とにかく、素晴らしい演奏会でした。
私は元々ファドやカンツォーネのようなどこか民謡臭いものも大好きです。こんな感じの曲なら、自分でも歌えるかな~、なんて、ちょっと夢をもった昼間のひと時でした。それにしても、最近、良くチケットをいただいて、こんな素敵な時間を過ごします。音楽は私の根本なんですよね。それを神様がちょっと気づいてくださって、賜物を下さったのだと思っています。感謝感謝!皆さんも、時々こういう古楽の音楽を楽しんでみてください。私も聞き始めたばかりですが、かなり楽しめます。何しろ、どう想像してもいい、自由さがあるのです。音楽の広さを感じますよ(^^)
Commented by sop-hitomi at 2006-06-12 20:14
官能的でエネルギッシュな演奏会。是非、聞いてみたい!
中鉢さん!有名になられましたねぇ・・・。昔、眠そうに学校にきて、助演をして頂いてました(^^)
いろんな楽器とジョイントするのって楽しいでしょうね。
Commented by kuntz at 2006-06-12 20:28
そうそう、眠そうでしたよね。いまや、藤原を代表するPrimoです。(^^)
by kuniko_maekawa | 2006-06-10 22:02 | 観劇日誌 | Comments(2)

オペラ・レッスンのこと、演出のこと、舞台や絵画や色んなことを書きまくっています。
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31