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言の葉のいずるよりも前にきみが好きだった

素材となること

昨日は楽しみにしていた照明君と演助さんとの食事会でした。

お食事会そのものは本当に楽しく、久しぶりに沢山話して、気持ちよくストレス解消しましたが、話の中で話題になるのは、やっぱりお互いの仕事の話。

特に照明君は、いつも私の絵に色を付けてくれる人。しかも、それは私の想像以上の絵になるので、いったいどんなこと考えながら私と対しているんだろうって、不思議満載。

彼もそうだったらしく、どんなリサーチをするのかとか、何にインスピレーションを受けるのかとか、そんなことを質問されながら、思うままに話をしていました。

照明さんと打ち合わせをするときは、私はいつも何を話して良いのか、ちょっと考えあぐねるところがあります。

一つは打ち合わせの時間が無いこと。
これは彼もそういっていますが、24時間時間があれば、細かいことも話せるのですが、いつも打ち合わせは3時間くらい。限られた時間で伝えるものは結局はイメージと、現実的なことです。

例えば、歌い手が上手から下手(かみてからしもてと読みます)に動くので、その道が欲しいとか。

しかし、彼は演出家が考えている事があれば、もっと聞きたい。音符の音一つにどんなこと考えているのか聞きたいんだそうです。
出来るだけ演出家の意図に沿って、プランを創るため。

そうなると、従属しているように思えますが、作った絵には自分のものが入っているって。

ふ~ん。

私は自分に視覚的センスがないと、常々思っているので、舞台美術や照明や衣装、そういったことは専門家にお任せしたいといつも思っています。

ですので、「やりたいことを言え」といわれるのがどうも苦手。

それが無いと演出家じゃないみたいに言われる時もある。

もちろんコンセプトは伝えますが、それを伝えたうえで、各プランナーが自分の能力でプランを出し、それをお皿の上にまとめるのが演出家の仕事かな、なんて思っていました。

でも、私がいつも歌い手に要求するのと同じように、スタッフにも素材となることが必要なのですね~。

つまり、私の思ったとおりの絵が作れるのならば、それも力量と言うわけです。

ふ~ん。そっか~。

もちろん、演出家も作曲家や戯曲作家の素材となっていることを思えば、同じことであるのですね。

彼と別れて、家に帰る途中、私の頭の中は結構疑問符でもありましたが、沢山刺激を受けてよい時間でした。

その疑問符を解消するために、やりたいことが浮かんできたのですが、それが叶うかどうかは、これから検討。でも、やってみようかなと思います。

まったく神さまはいつも、良いことだけを与えてくださいます。感謝、感謝。

それにしても、この照明君は呆れるほど仕事が好きみたい。自分でもそういっていました。

こんな風に自分の仕事に幸せを感じていて、誇りを感じていて、夢をもてるなんて、羨ましいくらい。これも、しばらく感じてなかったこと。素晴らしいプランナーです。

私も頑張らないとな~。せめても置いていかれないように。(^^)
by kuniko_maekawa | 2007-08-05 11:31 | 演出家のつぶやき | Comments(0)

オペラ・レッスンのこと、演出のこと、舞台や絵画や色んなことを書きまくっています。
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