Q出しをするの巻き

鹿児島のお仕事が終わって一週間。
月日の経つのは早いですね~。

演出家のお仕事はとりあえずしばらくお休みで、ただいま、27日、28日本番公演の字幕Qについています。

団体は絨毯座

演出家恵川智美さんが旗揚げした実験的オペラ劇場と題する団体で、今年はコンメディア・デラレルテをメインにドニゼッティとマリピエロと言う、二人の作曲家の作品を上演します。

普段は恵川さんのアシスタントなどでお世話になっているのですが、昨年たまたま字幕Qをやらせていただいてから病み付きになり(笑)、今年も私の方からお願いしてやらせていただいています。

ここで言う「Q(キュー)」というのは、照明などもそうですが、楽譜上での字幕や照明を出すきっかけのことです。

Q出しというのは、それを実際にボタン操作する人の横にいて、合図する役目。

しかし、これがどうして中々難しいものなのです。

例えば、字幕Qを出すとします。

やっていることは、楽譜上のきっかけの音の時に「どうぞ」と声を出せばいいのですが、実際はボタンを押すタイムラグも考えて出さなければいけませんから、楽譜上のきっかけより少し早めに「GO」の声を出します。

それも、指揮者を観てないと出せない場合もあれば、seccoなどのときは、歌い手の動きや息を見て、出さなければいけません。

加えて、字幕などの場合は、OUTキューと言って、字幕を出したくないときのQも存在し、なおかつその消え方なども、視覚的に好みがありますので、舞台全体を考えながらのQ出しとなります。

時と場合によっては、キュー自体を変えたりも。

照明Qなども、照明家が欲しいきっかけで必ず出してあげたいので、真剣になります。
思わず鼻息荒くなるって感じ(笑)。

何故、そこまで神経を使うかと言うと、照明や字幕は、演出意図をかなり表現することになるからです。

ダイレクトに観客の目を捉えてしまいますから。

それだからこその面白みも多々あり、私は出来れば1年に何回か、Q出しというのをやっておきたいのです。なんと言っても、本番まで関わることが出来ますしね。何せ演出家はGP終わったら仕事無いですから(^^;)

今回も、セットの両脇に字幕の看板があるということで、きっと照明と同じくらい字幕が視覚的に表現しちゃうだろうなと思い、照明家とキューがかぶらないようにしたり、演出意図にそってOUTキューを残したり、と楽しく関わっています。

歌い手も充実していて、両演目とも楽しめます。
本番は27日(木)、28日(金) 浅草のミレニアムホール(台東区生涯学習センター内)にて18:30開演です。チケットは全席指定で5000円。

まだチケットありますので、ご興味のある方は是非会場に足をお運びください!
私の華麗なる(?)字幕Qも堪能できますよ~!(^^)
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by kuniko_maekawa | 2008-03-24 00:01 | オペラなお仕事 | Comments(0)