かもねぎショット公演「一線を越える」右往編&緊急お知らせ!

昨日、下北沢にある「ザ・スズナリ」と言う小さな劇場で面白いパフォーマンスを観にいきました。

振り付け家であり、演出家でもある伊藤多恵さんと俳優の多田慶子さんが創設した「かもねぎショット」と言う劇団で、高見亮子さんと言う俳優兼劇作家の方の新作10本を、「右往編」「左往編」と2部作にし、伊藤さんのダンスパフォーマンスと合わせて構成舞台を創っています。

伊藤多恵さんとは、随分長いお付き合いになりましたが、あるオペラ公演で御一緒してから、ずっと懇意にさせていただき、プライベートでも、本当にお世話になっている方なのですが、その振り付けも独特の世界観で、大好きな芸術家です。

以前から「かもねぎ」のことはお聞きしてたのですが、今回初めて観させていただくことが出来ました。

スズナリは、100席くらいの小さな劇場。

もう随分前から小劇場としては有名で、私も20年ぶり?くらいに入りました。

前に来た時は、確か鈴木ジュサブローの人形芝居を観に来たような・・・。

舞台は伊藤さんのダンスと高見さんのお芝居が交互に行われます。

そのどちらともで一つの作品。

言葉で説明することは難しいのですが、芝居の方は何ということは無い日常から一線を越えるというのが、どういうことなのか、普通の言葉で語られていきます。

例えば、女性がバーで不倫している会話。

小説家と観葉植物の会話。

誰かの役に立とうとしている女たちの会話。

不条理劇という言葉がありますが、それにちょっと近い感じ。

答えがあるようでないような。

でも言葉の羅列が本当に面白く新鮮。

会話のテンポもよく、自然と笑いも起こってきます。

そう、どれも可笑しいんです。

お笑いのショーを見ているみたいに、なんか、笑えちゃうんです。

そして、俳優さんたちが、女性も男性も皆なんだか声の響きが綺麗。

だから、ちゃんと言葉が聞こえてくる。

実は先日、藤原竜也の「かもめ」を観にいったのですが、このお芝居は麻美れいさんとか藤木孝さんとか、名だたる俳優が出ていましたが、それぞれに個性が強すぎて、なんだか言葉がよくわからず、作品としてはつまらなかったのですね。

やっぱり団体の大きさや、俳優の知名度とかじゃないんです。
作品の質は。本当にそう思います。

伊藤さんのダンスは本当に大好き!

4人のダンサーたちが、身体のすべての間接、を使ってさまざまに変容していきますが、その間、一向に動きが止まることがありません。

まるで、風が吹いているみたいに、身体が常に流れを作っている。
空気を作っている。

これがたまらなく好きです。ほんっとに(><)!!

そして、使われている音楽のセンスのよさ。これも素晴らしい。

私は昨日、朝から大学で、オペラについて一説ぶってきましたが、そんなこと、何の意味も無い様に思えました。

身体のすべてを余すことなく使って表現することって、理屈じゃないなって。

とにかく、お勧めです。

公演は今日の夜まで「右往編」。

明日から13日まで「左往編」です。

お時間がある方、是非、足を運んでみてください。
「かもねぎショット」のHPからでも、「ザ・スズナリ」のHPからでも公演案内はごらんになれます。

絶対に、必ず、大満足すること請け合いです!
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by kuniko_maekawa | 2008-07-13 13:44 | 観劇日誌 | Comments(0)

オペラ・レッスンのこと、演出のこと、舞台や絵画や色んなことを書きまくっています。


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