人気ブログランキング |
ブログトップ

言の葉のいずるよりも前にきみが好きだった

2007年 09月 05日 ( 2 )

ロッシーニを制覇するの巻き!

なんて大げさですが、私にとっては本当に青天の霹靂!

実は、今日S大学の大学院の授業がありまして、朝から薀蓄を述べつつ、激を飛ばしていたのですが、己の成長を発見!

それはロッシーニが苦手じゃなくなっていることです。

うわ~、これってすごいです~(;;)

私はずっとロッシーニが苦手でした。

ブッファと言うことに捕らわれすぎて、何かしなければいけないって思っていたわけです。

しかし昨年、「稽古場」でロッシーニを取り上げた時に、その壁をぶち破ることが出来て、溜飲が下がったのですが、まだ己を信用してませんでした。

ところが今日、それが実証されたのですね。

大学院の試演会のための演目に「セビリアの理髪師」の中のアンサンブルが入っており、またも私は、苦手意識のほうが先に働いて、今日も最後までやる気なし・・・

しかし、神さまはちゃんとわかっていらっしゃる。
そう言うときに限って、他の組み合わせが悪かったり、音楽が上がってなくて立ち稽古できなかったりして、あっという間にセビリアの順番が回ってきました。

しかし、今日は大丈夫でした~!(^0^)

思ったよりも楽しく、あっという間に出来上がりました。

今までのことを考えると夢のようです!

もう、これでロッシーニは何が来ても怖くないも~ん!

馬鹿みたいに思えるでしょうけれど、こう言うのは本当に呪縛になるのです。

皆さん、ロッシーニはノリですよ!ノリ!

触ってみればこんな楽しい音楽はありません。
やっぱり一本やってみたくなりました。

今更ながら、「稽古場」に掛けてて良かった。参加してくださった皆さんありがとう!

それにしても、大学院の演目は軽く10演目くらいあります。
やってもやっても終わらない~(;;)

でも、やっぱり楽しいです。
学生はまだまだまっさらですが、少しずつ変わっていく彼らが嬉しいし、楽しみです。

私の中にも出来ることが増えていることに感謝して。
また頑張りま~す!(^^)
by kuniko_maekawa | 2007-09-05 21:26 | 演出家のつぶやき | Comments(0)

リブレットを訳す(2006年7月執筆)

以下の文章は昨年書いた記事なんですが、コメントにどうしてもスパムが入ってくるので、元の記事を削除しました。でも、結構大切な記事なので改めてここに載せます。
まったく迷惑な話です~(;;)

最近、私のレッスンを受けている人たちの間で、ある変化が起こっています。別に、たいしたことではないのかもしれませんが、イタリア語のリブレットを訳すことが上手になってきたことです。

そりゃあ、毎週リブレットを訳していれば、出来るようになるさ、と言ってしまえばそれだけですが、驚く無かれ、この学んでいる人たちは、私の所に来るまで、ほとんどイタリア語にも、リブレットにも関わってない人たちです。むしろ、イタリア語を大学でもやった、今も会話学校に行っている。そういうクライアントさんのほうが、訳すのが相変わらず下手だったりします。

上達した人たちの理由はわかりませんし、相変わらず読む方は「R」と「L」の違いとか、同じアルファベットが並んだら詰まる音になると言う法則とかを、間違ってしまうのですが、1年ほど経ったところで、リブレットが読めるようになってきました。

理由の一つは、頭が柔軟なんだということでしょうね。音大などで、イタリア語といえば、必須条件でしたから、一応、オペラを目指している人たちはイタリア語がわかっているのが常識です。それに、モチベーションも高いのも事実。今でも、イタリア語会話や、ネイティブなイタリア語の先生について、勉強している人は多いです。

しかし、それだからこそ、落とし穴もある。つまり、解っている気になっていると言うことです。つまり、イタリア語会話に行ってるのだから、ある程度の単語などは引かなくても覚えている、と高をくくること。会話学校でやっているから、文章も簡単に訳せると思ってしまうこと。しかし、そうは問屋がおろしません。そう言う意味では、単語の引き方や、文章に取り組む姿勢が、ちょっと甘いように感じます。読むことに関しては、まったくそうです。発音は絶対だ大丈夫などと、自信が見えます。しかし、学校に言っている割には、単語は覚えてないし、発音は変だし、読めない。それに、正直、歌うとなると、発語がものすごく悪いです。本当に、イタリア語、習ってるの?って言いたくなるくらい。

しかし、先のクライアントさんは、大学の時に必修としてイタリア語を習いましたが、その後、離れていました。それで、昨年から、ゆっくりと自分で辞書を引き、訳せる範囲で、訳すことをはじめてから、段階を踏んできました。そして、現在に至る。

もう一人、この方はピアニストですが、ハンガリーに留学していて、ハンガリー語は大丈夫です。ですから、語学を勉強することに、慣れているのですね。しかし、イタリア語は発音から初めてです。すると、英語を元に、イタリア語の文法を理解していきながら、訳しています。素晴らしい!最初から、わからない原語ということが、「こういうものだ」と言う、法則を作らないで学べるのでしょうね。

もう一つ、これは私が推奨している訳しかたですが、英語もそうですが、イタリア語でも、カンマを入れて、長い文章が存在しますよね。

例えば、「Il signor conte stanco di andar cacciando le straniere , bellezze forestiere, vuole ancor nel castello ritentar la sua sorte・・・・」こういう文章があります。

これは「フィガロの結婚」でスザンナが言う台詞ですが、こういう風に長い文章を訳す時、皆が陥るのは、まず綺麗に訳そうとすること。つまり、対訳のように「伯爵様は、外国の美人を狩るのに飽きて、またお城の中で運試しをしたいと思っているのよ」などと・・・。

しかし、実際、歌っているのはカンマの区切りの文章です。そこをダイレクトに訳せないと、何を歌っているのかがわからなくなる。対訳は読みやすくするために、倒置法を使っていても、主語を変えて訳してしまったりします。

それで、私のところでは、解らなくなったら、カンマごとに区切って訳すことを推奨しています。

上の文章でしたら、まず「Il conte」から「straniere」までを訳す、その次に「bellezze forestiere」を訳すという具合。

そうすれば、中学生くらいの英語の文法力があれば、大抵の人は訳せます。各言う、私もそう。

この方法だと、ぶつ切りの文章をつなげていけば、後は自分の想像力で訳せることと、各文章が、理解できたうえで歌唱できるということです。

この二つはとても大切。特に、想像力を持って訳すということは、その箇所を、オペラの場面として捉えやすく、理解しやすくなります。

どうぞ、長い文章など、ちょっと訳すのが苦手な方、お試しください。

文法に躓いたら、会話の本などを紐解けば、わかります。オペラの歌詞は、そんなに難しい言葉は使ってないので、大丈夫。

何より、うまく訳す必要がないということを、お忘れなく。

オペラのリブレットの場合、正しい答えを出すのではなく、あくまで自分が歌っている言葉を理解するとことが必要なのです。これは、ドイツ語でも、フランス語でも同じ。やってみてください。案外、楽しい作業になりますよ(^^)
by kuniko_maekawa | 2007-09-05 21:12 | オペラ・レッスン | Comments(0)

オペラ・レッスンのこと、演出のこと、舞台や絵画や色んなことを書きまくっています。
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30