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言の葉のいずるよりも前にきみが好きだった

2010年 11月 13日 ( 1 )

困ったブッファ

今日は、母が東京に在住している友人たちと朝から出かけてくれたので、久しぶりの一人生活を楽しんでいます。

面白いもので、弟と一緒に暮らし始めて2年が経とうとしていますが、一人でいるときが楽だと思っても、相手が出かける瞬間だけ、妙に寂しく感じたりする。

この寂寥感のおかげで、母を上京させるなどという暴挙に出てしまったのですが、時間が経って一人だということに慣れてくると、なんともいえない開放感。

何せ、20年も一人で暮らしていたわけですから、さもありなん。

部屋の中に人がいない感覚が妙に心地よかったりして・・・・。

まあ、今日は自分のことだけ考えて、のんびりします。

とも、言っていられない・・・。

何故か・・・。

やるべきことがあるんですよ。
しかも、かなり苦手な感じの・・・・。

今年のS音楽大学でのガラ・コンサートでは、ドニゼッティの笑劇(ファルサ)を一本やれとお達しがあります。

「木曜日のカーニバル」と言う50分くらいの1幕ものですが、笑劇と言うくらいですから、取り合えず楽しくなくちゃね。

ってことで、笑いが基本。

ああ~、これがすごく苦手~(;;)

作品は好きですよ。

ロッシーニでもなんでも、ファルサは大好き!

荒唐無稽で音楽も楽しくて、結構バカなことをやっても全然大丈夫。

と、頭ではわかっているのですが、これがね~(^^;)

先日の大学院の授業でも、午前中はガラコンの稽古をしましたから、オーソドックスな作品のハイライトと言う感じで、完全に肩の力も抜きながら、やっておりました。

しかし、午後に急にドニゼッティになった途端に、思考がストップ。

おお~!なんか見えない~。

もちろん、前日にも楽譜を見、当日も電車の中で楽譜を開いたりし、大まかな方向は考えているのですが、いざ学生たちを動かそうと思ったらば、全然動かない。と、言うより読めない。

ああ、困った、またこんな癖が・・・・・。

はい、私はブッファが苦手です。

特にロッシーニ、ドニゼッティのブッファが苦手・・・。

最初に「リータ」を創った時も、偉い苦労した。

自分でも結構面白人間だと思うんですが、何故か楽譜に向き合うと、大真面目になってしまって、力を抜くのが難しい。

ハイライトにも「セビリアの理髪師」なんて入っているのですが、ハイライトならば問題ない模様。

おそらく、全体を考えなくて良いからだと思います。

取り合えず、その音楽がゆるがなければ何をやってもOK。

今回もそのつもりで、とにかく音楽さえ揺るがなければ、何をやってもOKさ~!

などと高をくくっていたらば・・・・あ~ら不思議!

全然動かない・・・・(;;)

これはね~、やっぱり一本通すということに引っかかっているのです。

一つの場面だけならば、どんなつじつまになっても、音楽主体で創れるものを~!!!

しかし、悔しがってもしょうがない。

セリアならば、正しい理由を探して、嘆いたり怒ったりすれば良いのにな~・・・・・。

参加する歌い手たちが、ブッファならば任せて!みたいな歌い手たちなら、ほっといても良いんでしょうけれど、学生たちはそうは行きません。

そこは勉強不足ではなくて、経験不足。
当たり前ですね。

さてさて~、何かが頭の中に浮かんできてくれるのを待つばかりなんですが、どうするもんかな~。

出来上がったものを観ても、ため息ばかりですわ・・・・。

あ、学生たちは本当に頑張っています。
役に立たない私の頭を、結構刺激してくれる面白いこともやってくれます。

だからこそ、なんとか良い流れにしたいんだけど・・・・。

得意なものばかりやれればそれに越したことはないですが、頭を切り替えてがんばろうっと~!
(でも、きっとまた稽古場に行くまで何も考えない気がする・・・・)

今日は少し肌寒いですね。

段々冬になってきました。
もう少しはっきりした天気だと、元気になれるんだけど・・・・。

それでも、また音楽を感じる心が戻ってきたことにほっとしています。

明日は久しぶりに師匠のオペラを観にいきます。

私が止まっていても、世の中は動いている。

煽られないで、自分が持っている本当の時間の流れを大切にしたいですね(^^)。
by kuniko_maekawa | 2010-11-13 11:50 | 演出家のつぶやき | Comments(2)

オペラ・レッスンのこと、演出のこと、舞台や絵画や色んなことを書きまくっています。
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