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言の葉のいずるよりも前にきみが好きだった

2011年 08月 10日 ( 1 )

グレン・グールド礼賛

前もこんな記事を書いた覚えがありますが、私はグレン・グールドのピアノが大好きです(^^)

もちろんバッハは抜きんでていて、どの作品も一度はグールドで聴いてみたい。

なんでいきなりグールドなのかと言われれば・・・・

実は、昨日教会の方が、私が音楽をやっているのをご存じで、色々と貸してくださるCDの中に、グールドがオルガンで演奏しているバッハのフーガの曲集がありました。

ピアノでもかなり好きな音と音楽だけど、オルガンを弾いていたとは!

さっそくiphoneに落として朝の電車で聴いてきましたが、いや~、もおおおおおお~!ほんっとに良い~!!!!

なんでこんな音楽なんだろう~(@@)

単一音しか出ないピアノと違って、オルガンは相当色んな音の組合せが出来ます。

ライブの演奏家から、最終的には録音の世界に閉じこもって最高レベルの音を創ることにのめり込んだ感が強い音楽家なので、この楽器にも相当魅せられただろうな~。

私がグールドが好きなのは、その音楽に対する意識の崇高さにあります。

それも、かなり個人的な、言ってしまえば利己主義的な音楽の創り方。

ライブをやらないと言うこと自体、すでに誰のための音楽かと言うことがはっきりしています。

かなりの変人で、潔癖症とかうつ病とか強迫症とか色々と言われ、夏でも風邪をひくからと、コートと手袋を離さずにいました。

演奏するスタイルも特徴的で、椅子の足を切って、身体を低くして不自由な形でピアノを弾いています。

どれもこれも、結局は自分のスタイルを守るため、自分の音楽を守るために彼が必死になって行ったことでしょうけれど、その徹底した自己愛に惹かれます。

完璧な自分の音楽を残したい。

スタジオ録音にかける彼の興味とエネルギーは、残っている映像からも伺えます。

ここで面白いのは、彼は決して人嫌いではなく、自分の音楽や思いを語るために、映像を利用しています。

TVですよね。

かなり残っているのです。

早くに亡くなったので、その後を知る由もないのが残念ですが。

鍵盤に耳を押しつけるようにして弾いていた彼の音を聴いていると、まるで宝石を愛でているように感じます。

あるいは珍しい骨董品を磨いていたり、丹精込めて咲かせた花びらを撫でさすっていたり・・・本当にそんな風な独特の愛情を感じる。

けれど、そこに純粋さも同レベルで感じるのですね。

それがすごく好き。

本当に愛しているものをじっくりと自分だけで楽しみたい。

誰にもわからなくてよい。

でも、見たかったら、聴きたかったらそうして良いよ。

絶対に触らなければね。

こんな感じの崇高な愛情を感じます。

何よりも、彼のテクニックが完璧だから余計に感じる。

オルガンでも、ピアノでも、たった一音でさえ素晴らしく綺麗ではっきりした音。

ここに精神障害など微塵も感じません。

一般には奇異な存在だったかもしれないけど、彼自身の精神性が生き生きしており、みなぎる生命力を感じる。

彼自身がなっとくして自分のスタイルを貫いているのがわかります。

そこに惚れるかどうかは聴く人の勝手。

私は惚れています。

しばらくはこの身勝手な音楽を堪能します。

あああ~、やっぱ音楽ってこうでなくっちゃ~!

一度でいいから、こんな身勝手な音楽やってみたい~!!

自分で演奏できれば尚更良い~!!

残念ながら、ここまでの崇高な演奏など出来るはずもない。

やっぱ時間がかかっても良いから、本当に私の身勝手な音作りを理解してくれて、尚且つテクニックを持っていて、レベルを持っている音楽家を探すかな~。

お金があればオーディションしても面白いかも(笑)。

きっと一生かかっても叶えられないかもしれない夢ですね~。

自分なら絶対出来ると言う、演奏家の方いらっしゃれば、どうぞお声掛けください。

夢の音楽出来るかも!(^^)

今日も暑いですね~。

とにかく身体を愛してくださいね~。
by kuniko_maekawa | 2011-08-10 11:33 | 心のつぶやき | Comments(0)

オペラ・レッスンのこと、演出のこと、舞台や絵画や色んなことを書きまくっています。