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言の葉のいずるよりも前にきみが好きだった

2012年 09月 07日 ( 1 )

楽しんで仕事すること

おおっと!またやっちゃってるぜ!

気が付いたら9月に入ってました(笑)。

いやはや、今年も後3カ月ですよ。
早いですね~(@@)

でも、先の目標がはっきりとしてきた私としては、さっさと年月が経ってくれるのはうれしい。

出来れば10年くらいひとっ飛びにいっておいて欲しいです。

そこで今持っているヴィジョンが叶うか叶わないかも早く知りたい。

とはいえ、そんなことは神様だってなさらないわけで、只今は久しぶりの演出助手のお仕事を楽しんでいます。

そう、「楽しんでる」んですよ~(笑)。

演目はチマローザの「秘密の結婚」。

大好きな演目で、心のオペラである「ドン・ジョヴァンニ」の次に好きな演目かも。
(叶うか叶わないかを別にすれば、本当は「ピーター・クライムズ」が今は心のオペラかも・・・)

自分でも演出したことがあり、その時はこのオペラの持つ魅力にどっぷりハマり、鬼と化した覚えがあるので思い出は心が痛いですが、出来れば、本当に感性相性の良い歌い手さんや演奏家ともう一度やりたい作品。

ソリスト6人、一杯飾りで出来るので、結構上演されています。

今回は演出助手のお仕事であることはもう書いてますが、これが結構楽しい。

なんで楽しいのかと言われれば、はっきりした理由はありません(笑)。

演出助手と言うのは、言わずと知れた演出家のアシスタントで、仕事の幅は結構広く、加えて公演の良し悪しは演助で決まると言っても過言では無いくらい、稽古場に関しては影響力があります。

やっている仕事はスケジュール管理や、他のスタッフとの共有部分を作ったりと、左脳で動いているようですが、演出家の代稽古や休んだ歌手の代役、時には振付、セリフの創作等々、あらゆる補助に首を突っ込みますから、結局は右脳も左脳も使って、感性をベースに仕事をします。

この加減は経験で培うしかなく、例えば、オペラの場合作品の長さは2時間~3時間くらいがオーソドックスですが、稽古内容や舞台稽古などを組む場合、通常の1時間と考えて作業を進めていくと、必ず支障が出てきます。

それは基本が作品の時間で進んでいくからです。

う~ん、わかりますかね?

例えば、日常5分って結構短いですよね?
TVなんか見ていたら、あっという間に過ぎてしまう。

でも、作品中の5分って結構長く感じます。

そこには人の息の長さがあるからなんですね。

5分潜水するって大変でしょう?(笑)

作品中、転換待ちとか時々ありますが、その時の時間は大抵30秒が目安です。

1分何もない舞台を見ながら待つのは本当に難しいです。
どうぞ、ご自宅でカーテンなんかをただ1分眺めて頂くと良く分かると思います。

1分、人間は息を止めているのがやっとなんですよね。

と、言うわけで、「舞台時間」と私は呼んでいますが、それは先品の長さイコール1日の長さと思っています。

その話はともかく、そう言うったことが身に付くまでには、やはり10年以上の歳月がかかります。

少なくとも私はかかった。

そこまでにどれだけの現場と人と作品に出合うかは、神のみぞ知る、です(^^)

またまた脱線しますが、これも面白くって、私は25年演助をやっていますが、紆余曲折あったことと、元々が演出家が誰でもOKと言う演助では無かったので、かかわった作品と演出家の数は片手で終わります。

でも、そのかかわった演出家がすごい。

ピエロ・ファッジョーニと言う鬼才、これまた鬼才の宮本亜門氏、師匠である松本重孝氏、黒テント等、芝居でもご活躍の加藤直氏や今回の演出家である恵川智美さん。

ね?人数としてはあんまりないけど、いやいや、ここまで濃い方にかかわれば、経験としては十分なんじゃない?(^^;)

しかも、ファッジョーニ氏と宮本氏はそれぞれ複数回関わったことも不思議。

恵川さんは一番多く使って頂き、今や姉のように可愛がっていただいております(^^)感謝!

何より大きな経験は、2006年から1年に一回ペースでやる制作補助のお仕事。

これは現場から引いて、全体を見ると言う経験を大きく広げて頂きました。

逆を言えば、知らない事だらけで最初はご迷惑ばっかりおかけしてましたが、これをやったから視点が変わって、演出家の時に大いに役だった。

現場での人との関わりを良く覚えました。

で、さっきの「楽しむ」ってやつですが・・・・・。

5年間の大学勤務を終え、一回のぷー太郎に戻った私ではありますが、その間は社長勤務だったわけです(笑)。

自主公演はやりましたが、これは自分でお金を出してホームグランドを作るので、雇われて現場にはいるのとは違う。

なので、基本自分が「1」だったわけです。

けれど、今回、久しぶりに雇われて演出助手に入った時に、あ~ら不思議!

これまでの25年の経験と言うものが、ちゃんと生きてるじゃないの~(^0^)

って言うか、なんだか余裕のある自分がいる。

加えて、演出助手と言う仕事を客観的にも観てきましたから、改めて現場に必要な居方がわかる。

何より、もうこの年齢やキャリアになると、私を知らない若い歌い手さんも居て、その人たちに対して、自分をアピールすると言うことが面倒になってきたと言う気軽さがある(笑)。

以前は、ほぼ同じ年齢か上の世代だったわけですから、負けないように自分に出来ることをめちゃくちゃアピールして、若い歌い手さんにはトレーナーのようなことも突っ込んでいたわけですが、今回は一切やっていません。

なんか、必要ない。

まったく一生懸命「演出助手」と言う仕事をやっています。

だから楽しい(^^)

「経験」と言うのはほんとにありがたいことですね。

その「経験」の前に自分を謙虚に置いて、新しく入ってくる風を楽しんでいます。

今回の出会いも一期一会。

ここから関わる方も居れば、一回きりで関りが終わる方も当然います。

そのことを大切にして、良い公演になるよう、楽しんで仕事をして行こうと思っています。

本番は10月5日~8日まで。

品川にある六行会館で。

お問い合わせはミラマーレ事務局

ご来場お待ちしております~!(^0^)
by kuniko_maekawa | 2012-09-07 13:50 | オペラなお仕事 | Comments(2)

オペラ・レッスンのこと、演出のこと、舞台や絵画や色んなことを書きまくっています。
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